この記事でわかること
- 患者さんの多くは「地域名+診療科」で検索する。この検索結果での見え方が来院の入口になる
- 検索結果の上部に出る地図枠がMEO、その下のサイト一覧がSEO
- 先に効果が出やすいのはMEO=Googleビジネスプロフィールの整備
- 順位を買う方法はなく、正確な情報を保ち続けることが基本
患者さんはこう検索している
新しく医療機関を探す患者さんの行動は、かなりはっきりしたパターンがあります。スマートフォンで「博多区 内科」「香椎 小児科 土曜」のように、地域名と診療科を組み合わせて検索するのが、もっとも典型的な入口です。
このとき画面に表示されるのは、上から順に(広告を除くと)地図と3件ほどの医院情報(ローカルパック)、その下にホームページの一覧です。前者での見え方を改善するのがMEO、後者がSEOです。
SEOとMEOの違い
| MEO(マップ検索対策) | SEO(検索エンジン対策) | |
|---|---|---|
| 表示される場所 | 検索結果上部の地図枠・Googleマップ | 地図枠の下のサイト一覧 |
| 主な対策場所 | Googleビジネスプロフィール | ホームページ本体 |
| 効果が出るまで | 比較的早い(数週間〜) | 時間がかかる(数ヶ月〜) |
| 特に効く検索 | 「近くの内科」など現在地系 | 症状・診療内容の詳しい検索 |
クリニックのように「通える範囲で探される」業種では、先に取り組むべきはMEOです。費用もかからず、効果も出やすい領域です。
まずやるべきMEO: Googleビジネスプロフィールの整備
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、地図枠に表示される医院情報の管理画面です。無料で使えます。最低限、次を整えてください。
- オーナー確認を済ませる — 未確認のままだと情報の管理ができません
- 診療時間を正確に保つ — 祝日・臨時休診の反映漏れは、来院した患者さんの不信に直結します
- 診療科目・写真・ホームページのリンクを登録する — 情報が充実しているプロフィールほど選ばれやすくなります
- 口コミに丁寧に返信する — 診療内容の詳細には触れず、来院への感謝と一般的な案内に留めるのが安全です
ホームページ側のSEO基本
SEOというと特別なテクニックを想像されがちですが、クリニックのサイトでやるべきことは実直です。
- ページタイトルに「医院名+地域名+診療科」を含める — 検索結果に表示される一番重要な一行です
- 診療案内を1診療1ページで丁寧に書く — 「高血圧の診療について」のような具体的なページは、症状で検索する患者さんの受け皿になります
- スマホ対応と表示速度 — Googleの評価指標そのものです。スマホ対応チェックリストの記事もご覧ください
- 診療時間・住所の構造化データ — 検索エンジンに医院情報を正確に伝える技術的な仕組みで、検索結果での表示が充実します
逆に、キーワードの不自然な詰め込みや、他サイトの文章のコピーは逆効果です。医療分野はGoogleが特に品質を重視する領域(いわゆるYMYL領域)で、小手先の手法はむしろ順位を下げます。
まとめ
「地域名+診療科」の検索で見つけてもらうには、Googleビジネスプロフィールを正確に整えることと、ホームページの土台(スマホ対応・タイトル・診療案内)を整えることの2つが基本です。
MSYNCでは、ホームページ制作とあわせて、ビジネスプロフィールの整備と検索での見え方の分析にも対応しています。今の検索での見え方を確かめるところからご相談いただけます。
よくあるご質問
Q.対策を始めてから効果が出るまで、どれくらいかかりますか?
MEO(ビジネスプロフィール整備)は情報の充実が反映されるまで数週間〜、SEOは一般に数ヶ月単位で見る必要があります。即効性を求めるより、正確な情報を継続的に保つことが結果的に一番効きます。
Q.口コミには返信した方がいいですか?
はい。丁寧な返信はプロフィールの活性度としてプラスに働き、閲覧した患者さんへの印象も良くなります。ただし返信の中で診療内容の詳細や個人が特定される情報に触れないよう注意が必要です(医療広告ガイドラインと守秘の観点)。
Q.リスティング広告(検索連動型広告)は出すべきですか?
開院直後など、自然検索での露出が育つ前の期間には有効な選択肢です。ただし医療広告ガイドラインは広告にも適用されるため、広告文の表現には注意が必要です。長期的にはMEO・SEOの土台づくりを優先することをおすすめします。