「パソコンでは普通に見えるのに」が一番危ない

院長先生がホームページを確認するのは、たいてい院内のパソコンです。パソコンでは問題なく表示されるので、「うちのホームページは大丈夫」と思ってしまう——実はこれが一番多いパターンです。

しかし患者さんの側は違います。医療機関を探すとき、6割以上の方がスマートフォンで検索しています。とくに新患として来院するきっかけになる「地域名+診療科」の検索は、外出先や通勤中など、スマホからの利用が中心です。

つまり、スマホでの見え方こそが、患者さんにとっての「貴院のホームページの姿」です。

スマホ非対応のホームページで起きていること

スマホ対応ができていないホームページでは、次のようなことが起きています。

  • 文字が小さすぎて読めない — 拡大操作を繰り返すうちに、患者さんは別の医院のページへ移ってしまいます
  • 文字化けして表示される — 古い文字コード(Shift_JIS等)で作られたサイトは、スマホで文字化けすることがあります
  • 検索順位で不利になる — Googleはスマホでの見やすさを検索順位の評価に使っています(モバイルファーストインデックス)
  • 「保護されていない通信」と警告される — SSL非対応(http://のまま)のサイトは、ブラウザが警告を表示します。医療機関のサイトでこの警告が出ると、患者さんに不安を与えます
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信頼への影響が一番大きい診療の質とホームページの新しさは本来無関係です。しかし患者さんの側から見ると、「ホームページが古い・読めない」は「情報が更新されていないかもしれない」という不安につながります。実害は集患だけでなく、信頼の面に出ます。

今すぐできる8項目チェックリスト

ご自身のスマートフォンで貴院のホームページを開いて、次の8項目を確認してみてください。

チェック項目確認方法
1. 文字が拡大せずに読めるピンチ操作なしで本文が読めるか
2. 横スクロールが発生しないページを縦にスクロールするだけで全体が読めるか
3. 文字化けしていない記号や「?」の羅列になっていないか
4. 電話番号をタップで発信できる番号を押すと発信画面が開くか
5. 診療時間がすぐ見つかるトップから1〜2タップ以内で診療時間に届くか
6. 地図・アクセスが機能する地図アプリへの連携やルート案内が使えるか
7. アドレスが https:// で始まるブラウザに鍵マークが表示されるか
8. 表示が3秒以内に終わるモバイル回線で開いて体感確認

1〜3が当てはまらない場合は、サイトの土台そのものが古い可能性が高く、部分的な修正よりリニューアルを検討する段階です。4〜6は比較的軽い修正で改善できることもあります。

自院で直せるもの・制作会社に相談するもの

チェックの結果は、対応の重さで2つに分けられます。

自院でも対応しやすいもの: 診療時間や休診情報の更新、Googleビジネスプロフィール側の情報整備は、管理画面があればご自身でも対応できます。

制作会社に相談すべきもの: レイアウトのスマホ対応(レスポンシブ化)、文字コードの刷新、SSL対応は、サイトの構造に関わるため専門対応が必要です。とくに文字化けと横スクロールは、応急処置では直らないことがほとんどです。

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ワンポイント制作会社に相談するときは「スマホで文字化けする」「横スクロールが出る」など、このチェックリストの結果をそのまま伝えると、見積もりの精度が上がり話が早く進みます。

まとめ

ホームページの評価者は、院内のパソコンの前にいる先生ではなく、スマホを持った患者さんです。まずはご自身のスマホで8項目を確認してみてください。

「いくつか当てはまったが、どこから手を付ければいいかわからない」という場合は、現状のホームページを拝見して状態を整理するところからお手伝いできます。お気軽にご相談ください。